辺野古埋め立て裁判 沖縄県が最高裁に上告
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先とされる名護市辺野古の埋め立てを巡る国との裁判の控訴審で、敗訴した沖縄県が最高裁に上告しました。
この裁判は、3年前に沖縄県が辺野古の埋め立て承認を撤回した処分を、国土交通大臣が裁決で取り消したのは違法だとして沖縄県が国を訴えたものです。
二審の福岡高裁那覇支部は、今月15日の判決で、「県には原告適格は認められない」として、沖縄県の訴えを退けました。
沖縄県は、一審の那覇地裁と同様に、実体審理に入らず控訴を棄却した判決を不服として、28日、最高裁宛てに上告受理申立書を提出したということです。