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国交省“統計書き換え”構造的な問題が存在

2022年1月14日 17:43
国交省“統計書き換え”構造的な問題が存在

国土交通省による建設業の基幹統計が書き換えられ、二重計上されていた問題で、原因などを究明してきた第三者委員会が、斉藤国土交通大臣に報告書を提出しました。

第三者委員会が14日、斉藤大臣に提出した報告書によりますと、書き換えについては、2000年に統計調査を開始したときから行われていたとする一方、途中から二重計上が生じたのは「意図的ではなかった」との見解を示しました。

また、問題発生の直接的原因として「統計室が、通常業務をこなすだけで手いっぱいとなり、集計作業の点検や見直しを行うだけの人的・物的余裕がなかった」などと指摘しています。

そして問題発覚後も、幹部職員が責任追及を回避したいといった意識があり、任期中に問題を解決せず先送りする構造的な問題が存在したとしています。