国交省“統計書き換え”第三者委が報告書
国土交通省による建設業の基幹統計が書き換えられ、二重計上されていた問題で、原因などを究明してきた第三者委員会が斉藤国土交通相に報告書を提出しました。
第三者委員会には統計の専門家のほか、元検事や弁護士らが参加し、統計の書き換えや二重計上が起きた原因の究明や再発防止について議論してきました。
報告書を受け取った斉藤国土交通相は「しっかり読んで対応する」と話しました。
報告書によりますと、問題発生の直接的な原因として、「統計室が通常業務をこなすだけで手いっぱいとなり、集計作業の点検や見直しを行うだけの人的・物的余裕がなかった」などと指摘しています。
再発防止に向けて業務を遂行するために必要な人員配置や職員の専門知識の習得、統計の専門家への相談体制の構築などが必要としました。