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硫黄島沖の「新たな島」は“ほぼ消滅” 海上保安庁が最新写真を公開

2024年2月16日 15:29
硫黄島沖の「新たな島」は“ほぼ消滅” 海上保安庁が最新写真を公開

小笠原諸島の硫黄島では、去年10月から島の南側に位置する翁浜沖で断続的に噴火が発生し、噴出した大量の土砂などの堆積によって「新たな島」ができたことが確認されていました。

海上保安庁によりますと、この「新たな島」は最大で南北におよそ450メートル、東西におよそ200メートルの大きさまで拡大していましたが、一時的に噴火が止まった去年12月中旬以降、波によって浸食が進み、徐々に小さくなっていきました。

そして、今月13日に海上保安庁が無人航空機を使って上空から観測したところ、島の大きさは幅およそ25メートル、高さおよそ10メートルまで縮小していたということです。

気象庁によりますと、去年12月末から先月6日にかけて、黒色の噴出物を含んだ水柱が数分から30分に1回程度の間隔で、最大30メートルの高さまで上がるなど、火山活動は活発な状態でしたが、先月7日以降は噴火が止まっているということです。

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