硫黄島“新しい島”残る可能性 数分おきに土砂噴き上げ…活発な活動続く
小笠原諸島の硫黄島の沖合では火山の噴火で新たな島が誕生しましたが、16日も数分おきに土砂を噴き上げるなど活発な活動が続いています。
16日昼ごろ、上空から撮影した硫黄島です。南部にある翁浜沖に火山噴火によって誕生した、新たな島の火口のようなところから水蒸気が激しく上がる中、数分間隔で火山灰や土砂などが高く噴き上がるなど活発な活動が続いています。また、噴火で飛んだとみられる大きな噴石も多数ありました。
気象庁などによりますと、硫黄島沖では先月21日から噴火が発生して島が新たに形成され、拡大したということです。
火山の専門家はマグマと海水がふれ合って爆発がおきていて、溶岩の流出もあることから島が今後も残る可能性があると指摘しています。