口永良部島と浅間山 活動が高まり噴火の可能性 火山噴火予知連
気象庁の火山噴火予知連絡会は、全国の活火山の活動評価をおこない鹿児島県の口永良部島と長野と群馬の県境にある浅間山では活動が高まっているため噴火の可能性があるとする見解を示しました。
火山の専門家で構成される「火山噴火予知連絡会」は12日、活火山の活動状況について評価・検討をおこないました。
そのなかで、口永良部島では、先月以降、「古岳」火口付近の浅いところを震源とする火山性地震が増加していて、今後、水蒸気噴火が発生する可能性があるとしました。
一方、浅間山では、3月中旬以降、山の西側で、地下のマグマの上昇を示すとされるわずかな傾斜変動が観測されており小規模な噴火の可能性があるということです。
火山噴火予知連の清水洋会長は浅間山について、断続的にマグマが供給されていて「今後、マグマ噴火に至る可能性は十分にある」と話しました。