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【解説】「Jアラート」発出時に取るべき“3つのポイント” 東京都は3755か所を「緊急一時避難施設」に指定

2022年10月5日 22:06
【解説】「Jアラート」発出時に取るべき“3つのポイント” 東京都は3755か所を「緊急一時避難施設」に指定

北朝鮮が日本の上空を越える「弾道ミサイル」を発射し、4日、5年ぶりに「Jアラート」が鳴りました。その時、私たちはどのような行動を取ればいいのでしょうか。

◇「不具合」認める
◇スマホにも緊急通知
◇命を守るポイント3つ

以上の3点について詳しくお伝えします。

■「Jアラート」国のシステムに“不具合” 対象でない東京でもサイレンが…

5日、前日の北朝鮮の弾道ミサイルに対する“対抗措置”が行われました。韓国軍は5日未明、アメリカ軍とともに、日本海に向けて地対地ミサイル4発を発射する訓練を行い、「標的に正確に命中させた」と発表しました。韓国軍は、「北朝鮮がいかなる場所で挑発をしても、発射地点などを無力化する能力を示した」と強調しています。

韓国政府は、北朝鮮のさらなるミサイル発射に警戒を続けているということです。

4日は、通勤・通学の時間帯に「Jアラート」の警報が鳴ってびっくりした人も多かったと思います。4日のミサイルは、政府によると、4日午前7時22分ごろに発射され、最初のJアラートが午前7時27分に出されました。その後、ミサイルは午前7時28分~29分ごろに青森県付近の上空を通過。そして、約4600キロ飛んで、午前7時44分ごろに太平洋に落下したとみられています。

つまり、今回は、Jアラートが鳴ってから日本上空に来るまで、わずか“1分~2分”しかなかったということになります。

東京都千代田区では、4日午前7時30分ごろ、Jアラートの警報サイレンが鳴り響きましたが、サイレンが鳴っていても多くの人たちが地下から屋外へと出てきていました。

実は、東京都千代田区では、都内全域のどこか一部でもJアラートの対象になった場合、サイレンが自動的に鳴る設定になっていて、東京都の島しょ部が対象になっていたため、サイレンが鳴りました。

ただ、5日、政府は国のシステムに「不具合」があったことを認め、実際には東京都は島しょ部も含めてJアラートの対象ではありませんでした。政府は今後、こうしたシステムを改善するとしています。

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■「Jアラート」発出後には 携帯電話に自動的に配信される「緊急速報メール」も確認を
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