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赤潮で養殖ブリなどが大量死 熊本・八代海

2010年7月7日 12:50
赤潮で養殖ブリなどが大量死 熊本・八代海

 熊本・八代海で6日、赤潮の被害によって養殖魚が大量に死んでいるのが確認された。県は、今後、被害が拡大するとみて調査を進めている。

 熊本・天草市御所浦町付近の八代海で6日、養殖のブリやカンパチなど5940匹の魚が死んでいるのが確認された。

 有害プランクトン「シャットネラ・アンティーカ」による赤潮は、海水一ミリリットル中に10細胞以上が確認されると警報レベルに達するが、多い所では1万5000もの細胞が確認されている。

 県によると、今後も終息する見込みはなく、被害の拡大も予想されるため、漁業関係者に餌止めや早期出荷などの注意を呼び掛けている。