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【解説】災害級大雨の恐れ 今後は? 週後半は強い勢力の台風1号も

2024年5月28日 18:49
【解説】災害級大雨の恐れ 今後は? 週後半は強い勢力の台風1号も

28日は活発な梅雨前線の影響で、西日本や東日本では大雨となっています。東海地方では線状降水帯が発生するおそれもあり、今後の見通しなどを気象予報士の木原実さんが解説します。

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28日夕方の時点で、近畿や東海地方に活発な雨雲が流れ込んでいて雨脚が強まっている状況です。関東でも神奈川県西部にまとまった雨雲がかかりはじめています。

■線状降水帯発生の可能性は?

九州や四国では大雨のピークは越えましたが、東海地方では今夜にかけて非常に激しい雨や猛烈な雨に厳重な警戒が必要です。特に岐阜県、静岡県、愛知県では28日夜にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まるおそれがありますので、引き続き厳重な警戒が必要です。

■「夜間の避難」注意点は?

夜間の避難は危険な場合があります。気象庁『キキクル』でお住まいの地域に災害の危険度など、こまめに状況を確認するようにしてください。また避難経路などは明るい時間帯に確認しておくと良いでしょう。

■台風1号 列島への影響は?

強い勢力の台風1号は28日午後3時現在、フィリピンの東の海上を北上しています。このあと、29日には暴風域を伴ったまま大東島地方へ近づく見込みです。その後、31日には関東の南の海上を通過し、6月1日には温帯低気圧に変わる予想となっています。関東地方では、特に31日に雨・風が強まるおそれがあり、今後の台風情報を確認するようにしてください。