天皇皇后両陛下 6月3~4日に岩手訪問へ 「全国植樹祭」出席、被災者らと懇談も
天皇皇后両陛下が「第73回全国植樹祭」に出席、あわせて地方事情を視察するため、来月3日と4日の2日間、岩手県を訪問されることが発表されました。
両陛下は来月3日に特別機を利用して花巻空港に到着、釜石市を訪問後に陸前高田市に移動し、海をのぞむ東日本大震災の追悼施設を訪れ、供花をされます。続けて「奇跡の一本松」をご覧になり、「東日本大震災津波伝承館」を訪れて被災した人たちと懇談をされるということです。夜には「全国植樹祭」の関連行事にのぞみ、大船渡市に宿泊されます。
翌4日は復興商店街である「キャッセン大船渡」を訪問して地元の人たちと交流し、式典に出席して帰京される1泊2日の日程が予定されています。
天皇陛下は今年の誕生日を前にした記者会見で、東日本大震災について「今なお、多くの人々が困難を抱えた状態にあるなど、本当の意味での復興はまだ道半ばにあり、復興がさらに進むことを心から願っております」と述べられていました。
なお、皇后さまの体調に支障がある時には天皇陛下単独でのご訪問となるということです。