×

屋内退避の高齢者施設入所者も移送へ

2011年3月19日 14:55

 厚労省は、福島第一原子力発電所の半径30キロ以内にある病院に続き、特別養護老人ホームなどの入所者も別の地域に移すことを決めた。

 厚労省によると、福島第一原子力発電所から半径20キロメートル以内の「避難指示」の範囲内にある病院や介護施設にいた人については、すでに別の地域に移送したという。

 また、「屋内退避」の指示が出されている原発の半径20キロメートルから30キロメートル以内の病院の入院患者約800人についても、他の地域へ移送すると18日夜に発表している。厚労省はさらに、この地域の特別養護老人ホームなどにいる高齢者についても移送することを決め、現在、受け入れ先や搬送手段などを調整している。