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市立甲府病院、子供に基準超の放射性物質

2011年9月1日 12:08
市立甲府病院、子供に基準超の放射性物質

 山梨・甲府市の市立甲府病院が行った放射性物質を利用した検査で、84人の子供に基準を大幅に超える量の検査薬が投与されていたことがわかった。

 検査は、放射性物質「テクネチウム」の入った検査薬を静脈注射し、腎臓の機能などを調べるもの。病院によると、99年以降に検査を受けた15歳以下の145人のうち84人に、基準を大幅に超える量の検査薬を投与していた。全身の被ばく線量の平均は基準の15倍にあたる30ミリシーベルトで、中には180ミリシーベルトに達した子供もいた。全身の被ばく線量が100ミリシーベルトを超えると、大人でもがんのリスクが高まるとされている。

 病院側は「被ばくなどの健康被害は出ていない」としているが、1日午後4時から会見を開き、詳しい説明を行う予定。

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