フリースクール利用の小中学生保護者などへ…東京都が月最大2万円の支援開始
東京都は、不登校などが原因でフリースクールを利用する小中学生の保護者などに対し、月に最大2万円の支援を始めました。
フリースクールとは、主に不登校の子どもにたいして、学習活動などをおこなっている民間の施設です。
文科省によりますと、2022年度の不登校の状態にある小中学生は、全国で29万9000人にのぼり、過去最多となっています。
東京都は、こうした実情をうけ、都内在住で不登校で、フリースクールなどを利用する小中学生の保護者の経済的負担を軽減するため、子ども1人につき、利用料を月に最大2万円補助する制度を始めました。
また、都内でフリースクールなどを運営する事業者にたいしても、一定の条件を満たせば、職員の人件費などを補助する制度も始めたということです。
都は「学校内の支援だけでなく、学校外の支援もおこなうことで、学校になじめず、生きづらさを抱える子どもが自分らしく成長するための選択肢を増やしていきたい」としています。