首里城焼失から4年 正殿再建へ工事本格化
2019年、沖縄県那覇市の世界遺産「首里城」が焼失した火災から4年となりました。現地では、全焼した正殿の再建に向けた工事が本格化しています。
2019年10月31日未明に起きた火災では、首里城の正殿など6棟が全焼しました。国は2026年秋の正殿再建に向けて、去年、工事を始めましたが、今年9月からは、正殿の骨組みとなる柱や梁を組み立てる建方工事が本格化しています。
骨組みに用いられるのは主に国産のヒノキですが、一部の梁には、「平成の復元」では適材がなくて調達できなかった沖縄県産のオキナワウラジロガシが使われます。
組み立ての中心を担うのは福井県に本社を置く宮大工の会社で、沖縄県出身者を一定数、現場に配置し、技術の継承にも力を入れるということです。