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富士山で湯気、噴火に結びつかず~気象庁

2012年2月29日 22:12
富士山で湯気、噴火に結びつかず~気象庁

 富士山の3合目付近で今月、地面から湯気が出ているのが見つかった。気象庁が湯気の成分を分析したが、温度も低く、火山性物質などは検出されなかった。気象庁は、ただちに噴火に結びつくものではないと説明している。

 気象庁によると、今月10日、富士山の山梨県側3合目の道路付近で、地面から湯気のようなものが出ていると通報があった。気象庁が現地で調べたところ、湯気の温度は10℃程度で、火山ガスに含まれる硫黄などの成分は検出できなかった。気象庁はその後も温度などを定期的に調べているが、大きな変化は見られていない。

 気象庁は、この湯気がただちに噴火に結びつくものではないとの見方を示している。