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安倍派“事務総長”経験者3人 会計責任者との「共謀」否定する趣旨の説明

2023年12月26日 12:04
安倍派“事務総長”経験者3人 会計責任者との「共謀」否定する趣旨の説明
自民党の派閥の政治資金をめぐる事件で、安倍派の松野博一前官房長官と高木毅前国対委員長らが、東京地検特捜部の任意の事情聴取に対し、会計責任者との共謀を否定する趣旨の説明をしたとみられることが関係者への取材でわかりました。

この事件では、週末、安倍派の幹部4人が特捜部から任意の事情聴取を受けたことが分かっています。

その後の関係者への取材で、事務総長経験者である松野前官房長官と現在の事務総長の高木前国対委員長、安倍派座長の塩谷立元文部科学大臣の3人が、いずれも特捜部の任意の事情聴取に対し、派閥の会計責任者との共謀を否定する趣旨の説明をしたことが新たにわかりました。

派閥の会計責任者は、これまでの聴取で「収支報告書に記載しないといけないことはわかっていた」などと、不記載を認める供述をしていることがわかっています。

また、関係者によりますと特捜部が新たに、萩生田光一前政調会長からも任意で事情聴取したということです。特捜部は、今後も議員への聴取を続け、派閥幹部の認識などをさらに詳しく調べるものとみられます。