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福島第一、汚染水漏れで規制委が現地調査

2013年8月23日 15:43
福島第一、汚染水漏れで規制委が現地調査

 福島第一原発の貯蔵タンクからの汚染水漏れや、汚染された地下水の海への流出など、相次ぐトラブルを受けて、原子力規制委員会は23日朝から原発敷地内に入り、漏れのあったタンクなどの緊急調査を行っている。

 福島第一原発では、地上に設置している貯蔵タンクのひとつから高濃度の汚染水が、過去最大の約300トン漏れ出たことが明らかになっており、一部は排水溝を通じて海に流れ出た可能性がある。

 現地調査では、汚染水が漏れたタンクを調べるほか、同じ構造を持つ他のタンクの耐久性の確認などを行っている。また、1号機から4号機の建屋の地下にたまった汚染水がどのように地下水と混じり合って海に流れているかを検証するため、比較的構造が似ている5、6号機側の地下構造についても調査も行う。