建屋周辺の地下水浄化 目標基準を満たす
福島第一原発では建屋周辺の地下水を井戸からくみ上げて海に流す計画で、東京電力は地下水から放射性物質を取り除く試験を行ってきた。その結果、東京電力は目標とする水質基準を満たしているとしている。
東京電力は、福島第一原発の汚染水対策の一つとして、サブドレンと呼ばれる井戸から地下水をくみ上げて海に流す計画。しかし、地下水には放射性物質が含まれていて、東京電力は地下水を浄化する試験を行ってきた。
その結果、放射性セシウムとベータ線を出す放射性物質は「検出限界値未満」で、トリチウムは1リットルあたり670ベクレル検出されたが、東京電力は目標とした「地下水バイパス」の水質基準は満たしているとしている。