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有効求人倍率 バブル崩壊後最高水準より↑

2014年7月29日 11:23
有効求人倍率 バブル崩壊後最高水準より↑

 先月の有効求人倍率は1.10倍で、バブル崩壊後の最高水準に回復した5月からさらに上昇した。

 厚生労働省によると、仕事を求めている人1人に対し、企業から何人の求人があるかを示す有効求人倍率は、6月は1.10倍だった。バブル崩壊直後の1992年6月以来、21年11か月ぶりの高い水準となった5月からさらに0.01ポイント上昇した。また、新規の求人数は前年同月比で8.1%増えた。特に、医療・介護や製造業などで求人が増加したという。

 一方、6月の完全失業率は3.7%で、前月より0.2ポイント上昇した。総務省統計局は「別の職を探すために自発的に仕事を離れる人や、これまで働いていなかった人たちが職探しをする動きが完全失業率を押し上げたものとみられる」と分析している。