栃木南部で突風相次ぐ 屋根など飛ばされる
台風11号の影響で大気の状態が不安定になる中、10日昼前、栃木県南部で突風が発生し、住宅の屋根が飛ばされるなどの被害が相次ぎ女性2人が軽いケガをした。
消防などによると、このうち鹿沼市では午前11時半頃、「屋根が飛ばされた」、「ビニールが電線に引っかかっている」といった通報が相次いだという。鹿沼市によると、北赤塚町などで住宅の屋根が飛ばされたり、窓ガラスが割れたりするなどの被害が確認された他、66歳の女性が突風で割れた窓ガラスの破片に当たり、軽いケガをした。
また栃木市や壬生町でも、住宅の屋根などが飛ばされる被害が相次ぎ、壬生町では、家の中にいた21歳の女性が、窓ガラスの破片が当たり軽いケガをした。
栃木県では台風11号の影響で大気の状態が不安定になっていて、10日午前10時45分頃から竜巻注意情報が出されていた。
警察や消防が詳しい被害の状況を調べるとともに、地元の気象台は竜巻の可能性があるとみて、11日、現地調査をすることにしている。