69回目の終戦の日 戦没者追悼式開かれる
69回目の終戦の日の15日、東京・日本武道館では、政府主催の全国戦没者追悼式が開かれた。
式典には遺族の他、安倍首相をはじめとする政府関係者ら約6000人が参列した。参列者は正午に1分間の黙とうをささげ、戦争の犠牲となった310万人に哀悼の意を表した。その後、天皇陛下がお言葉を述べられた。
天皇陛下「戦陣に散り、戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」
式典では、遺族を代表して愛知県の牧野笑子さん(88)が、「悲惨な戦争から学んだ教訓と平和の尊さを次の世代に伝え、悲しい歴史を二度と繰り返さないことを誓います」と述べた。
年々、参列する遺族の高齢化が進み、今年は70歳以上の参列者が初めて8割を超えた。