拉致被害者の家族ら、各地で講演や署名活動
北朝鮮からの拉致問題などをめぐる調査報告を待つ、拉致被害者や特定失踪者の家族らが各地で講演や署名活動を行い、改めて被害者全員の救出を訴えた。
横田めぐみさんの母・早紀江さん(78)「皆が元気で帰ってきますようにってことだけを願って待っているしかない状況です。待ってる時間がしんどい、今日も明日も昨日もしんどい」
拉致被害者・横田めぐみさんの母・早紀江さんは神奈川県藤沢市で講演し、北朝鮮の調査報告を待つ心境について苦しい胸の内を語った。
一方、千葉県千葉市では41年前千葉県市原市の自宅を出たまま行方がわからなくなった特定失踪者・古川了子さん(当時18)の姉、竹下珠路さん(70)が救出を訴え署名活動を行った。
竹下珠路さん「(北朝鮮が)拉致した人たちは全員帰していただかないといけない。日本政府としても責任持って(調査報告を)きちんと検証していただくことが大事です」
日本と北朝鮮の間では拉致被害者らの全面的調査が合意されているが、竹下さんは、政府には北朝鮮の出す調査内容をしっかり検証する必要があると訴えた。