復興公営住宅建設へ 仮設住宅撤去始まる
福島・大玉村で、復興公営住宅の建設に向けて仮設住宅の撤去が始まった。福島第一原発事故で避難する人たちの仮設住宅では初めてとなる。
大玉村の仮設住宅には、福島・富岡町から避難する人たちが入居している。この場所には67棟の復興公営住宅が建設される予定で、現在ある418戸の仮設住宅のうち、198戸が来月までに撤去される予定。
住民「早くこういう仮設から逃れたい」「本当にありがたいが、いずれ(富岡に)帰れれば帰るつもり。今のところは復興公営住宅にお世話になって、大玉村の人たちと仲良く生活していければ」
一方、復興公営住宅に高齢者が住むことには問題点もある。
住民「(仮設なら)外から見れば起きているか寝ているかわかるが、(復興公営住宅は)全て一戸建て。外からアプローチが難しい。どうフォローするか」
大玉村は今年度中に59棟の復興公営住宅の完成を目指しており、入居者の抽選は26日に行われる予定。