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庄内空港で全日空機オーバーランで調査報告

2014年9月25日 17:51

 2012年、山形県の庄内空港で全日空の旅客機がオーバーランしたトラブルで、国土交通省の運輸安全委員会は、路面とタイヤの間に薄い水の膜ができる「ハイドロプレーン現象」が起きた可能性があるとする報告書をまとめた。

 このトラブルは2012年12月、乗客・乗員167人を乗せた全日空機が庄内空港に着陸する際、滑走路をオーバーランして草地で停止したもの。原因について運輸安全委員会は、滑走路に水分を含んだ雪が積もり、タイヤと路面の間に薄い水の膜ができてブレーキが利かなくなる「ハイドロプレーン現象」が起きた可能性があるとの報告書をまとめた。

 滑走路は着陸の20分前に除雪作業が行われていたが、気温が0℃に近く、雪が降っていたことなどから、路面がブレーキが利きにくい状態に変化していたとみられる。