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運輸安全委の調査始まる JR長崎線

2015年5月23日 13:14
運輸安全委の調査始まる JR長崎線

 22日、佐賀県のJR長崎線の駅で、特急が待避線に誤って進入し、別の特急と正面衝突しそうになったことを受け、運輸安全委員会の調査が23日、始まった。

 これは、22日、佐賀県白石町のJR長崎線「肥前竜王駅」で、下りの特急「かもめ19号」が誤って待避線に進入し、非常ブレーキをかけて上りの特急の93メートル手前で停止したもの。ケガ人はいなかった。

 JR九州によると、「かもめ19号」が直前に異音を確認して一時停止したが、運行を管理する博多総合指令と運転士の認識の食い違いから、赤信号を無視する形で運転を再開したという。

 運輸安全委員会は事故につながりかねない「重大インシデント」と認定し、23日午前、鉄道事故調査官2人がJR九州の本社に入り、関係者から事情を聞いている。調査官は23日午後、白石町の現地でも調査を行う予定。