国立競技場で７日、解体工事が始まるのを前に、５０年前の東京オリンピックの金メダリストの名前を刻んだ「優勝者銘盤」を取り外す作業が行われている。

　「東京オリンピック優勝者銘盤」は、１９６４年の東京オリンピックで金メダルを獲得した３１９人の名前が刻まれたもので、解体工事を前に、先月下旬から取り外し作業が行われている。銘盤は、１枚の幅が約１メートル、重さ３００キロの石の板で、ドリルでコンクリートから剥がした後、クレーンで持ち上げられ、作業員たちが慎重に運んでいた。

　外された銘盤は保管され、新しい国立競技場で再び展示される予定。