望月環境相は２８日未明、環境省で記者会見し、自身の後援会の政治資金収支報告書の一部に事実と異なる記載があったことを明らにした。

　望月環境相は、２８日午前０時過ぎに緊急の記者会見を開いた。その中で、２００８年と２００９年に行われた新年の賀詞交歓会で、後援会とは別の「実行委員会」で運営する賀詞交歓会の支出合わせて約６６０万円が後援会の政治資金収支報告書に計上されていたことを明らかにした。その上で、会費はきちんと集めており、寄付などにあたらないと説明した。

　望月環境相「（組織活動費は）いずれも会費・会合費の類のもので、寄付禁止などに該当するような支出ではなかったものの、その額に見合う支出であった賀詞交歓会の支出をそのまま計上していた」「（Ｑ：政治資金規正法と公選法とも違法ない？）はい、そういうことで説明したつもりです」

　また、望月環境相は、政治資金の問題で国民に不信を持たれないよう襟を正していきたいと述べ、辞任は考えていないことを明らかにした。