鹿児島県にある川内原子力発電所１・２号機の再稼働の賛否について議論してきた県議会は７日正午前、最終本会議で再稼働に同意した。

　鹿児島県庁の周辺には７日朝、再稼働に反対する市民団体のメンバーらが集まり反対行動をした。午前１０時に開会した臨時県議会の最終本会議は、傍聴席から怒号が飛び交う物々しい雰囲気のなか始まった。最終本会議では始めに、６日に再稼働に賛成の陳情を採択した特別委員会の委員長が審査結果を報告。その後、反対の討論が行われ、再稼働に賛成する陳情の採決が行われた。

　議会の採決を受け、伊藤知事も７日、再稼働への同意を表明するとみられている。新規制基準のもとで審査に合格した原発について、立地県の知事が同意するのは初めて。