沖縄県知事選へ 各候補“最後の訴え”
アメリカ軍普天間基地の移設問題が最大の争点となる沖縄県知事選挙は、15日が選挙戦の最終日で、各候補は最後の訴えを続けている。
立候補しているのは届け出順に、いずれも無所属で、新人で元郵政民営化担当相の下地幹郎さん(53)、新人で元参議院議員の喜納昌吉さん(66)、新人で前那覇市長の翁長雄志さん(64)、現職で自民党と次世代の党が推薦する仲井真弘多さん(75)の4人。
今回の選挙の最大の争点は、沖縄県宜野湾市にあるアメリカ軍普天間基地の問題。名護市辺野古沖の海上に移設させるか、各候補の主張は異なっている。
下地幹郎さん「私たちはアメリカにも日本政府にも、自分たちで交渉して、自分たちで変える力がなければなりません。皆さんの思いを受けとめて作っていく。手作りで作っていく県政を作っていきましょう皆さん」
喜納昌吉さん「きっといつか来るだろう。沖縄が自分の足で歩く時代が。沖縄が本当に立ち上がることによって、日本も立ち上がるんだということを」
翁長雄志さん「新辺野古基地、大浦湾の美しいサンゴの海を埋め立てて、国有地にして、また50年100年基地として使用する。どうしても合点がいかない。これはやはり県民が力をあわせて、対決をしていくしかない」
仲井真弘多さん「普天間の基地問題を何とか今度で、もう先送りしないで解決してあげたい、辺野古の皆様にはご苦労とご負担をおかけしますが」
政府は、今回の選挙結果に関わらず移設をすすめる方針だが、結果によってはスケジュールに影響が出る可能性がある。沖縄県知事選は一部の地域を除いて、16日に投票が行われ即日開票される。