レストランを格付けするグルメガイド本『ミシュランガイド　東京　２０１５』が２日、発表された。

　フランスのタイヤメーカーが自動車で出かけてもらうために始めたグルメガイド。最も評価が高い「三つ星」は、料理のために旅行する価値があると認められたものにつけられる。

　世界２４か国で作られているミシュランガイド。三つ星は東京が最多で、今回は１２店が選ばれた。そのうち、一番多いのは「日本料理」で６店が名を連ね、その他にはすしやフレンチ、ふぐの店が選ばれた。中でも東京・銀座のすし店「すきやばし次郎本店」は８年連続の三つ星となった。

　また今年は、星はつかないが５０００円以下で食事ができ、特におすすめだというレストラン“ビブグルマン”も多く掲載された。これまでイタリアンやフレンチだけだったビブグルマンには、今回、ちゃんこ鍋やお好み焼きなど外国人にも好まれる日本の料理が選ばれ、ラーメン店も２２軒載っている。

　２０２０年のオリンピック開催を控え、東京の「食」は、ますます豊かに、そして、世界へアピールすることができると期待されている。