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小笠原諸島へ? 沖縄近海に“中国漁船”

2014年12月17日 20:20
小笠原諸島へ? 沖縄近海に“中国漁船”

 中国漁船による小笠原諸島周辺でのサンゴ密漁問題で、沖縄の近海で16日、中国漁船とみられる11隻の船が確認され、海上保安庁は、小笠原諸島に向かう可能性があるとみて警戒を強めている。

 小笠原諸島周辺では、サンゴの密漁が目的とみられる漁船が一時、200隻を超えたが、先月末からはほとんど確認されていない。漁船の燃料などが底をついたことなどから、中国に戻ったとみられていた。

 「(漁船は)前回、小笠原に来たものと同様の形をした船でございました」-海上保安庁の佐藤長官は17日の会見でこのように述べ、沖縄の近海で16日、中国漁船とみられる船団を確認したことを明らかにした。海上保安庁によると、漁船は11隻で、週末にも小笠原諸島周辺の海域に向かう可能性があるという。