×

土砂崩れ 住民や観光客ら“孤立” 秋山郷

2014年12月19日 11:59
土砂崩れ 住民や観光客ら“孤立” 秋山郷

 18日午後、新潟県津南町の国道405号で土砂崩れが発生し、新潟・長野県境にある秋山郷地区の一部が19日午前11時半現在も孤立している。津南町からテレビ新潟・大平真理子アナウンサー中継。

 新潟県などによると18日午後5時頃、雪まじりの土砂崩れが起き、長さ50メートル、高さ2メートルにわたって国道をふさいだ。土砂に巻き込まれた人はいないということだが、周辺に迂回路はなく津南町大赤沢集落の19世帯、43人と、長野県栄村の109世帯、235人が孤立状態になっているほか、栄村では観光客17人が取り残されている。電気やガス、水道などは確保されており、人的被害はないという。

 新潟県は対策本部を立ち上げ、19日午前9時から土砂の除去作業を始めており、19日中には緊急車両が通行できる状態にしたいとしている。現場近くには東京電力の発電所の導水管が走っており、この水を止めると現場への水の流出が止まったということで、東京電力が確認作業に向かっている。