瀬戸内海のノリが色落ち…水質調査へ
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瀬戸内海で養殖ノリが色落ちするなど深刻な漁業被害が相次いでいることから、環境省は来年度から、調査地点を大幅に増やすなど詳しい水質調査を行う方針を明らかにした。
ノリの養殖が盛んな瀬戸内海では近年、栄養不足によってノリが色落ちするなど、深刻な被害が相次いでいる。瀬戸内海は昭和の時代に悪化した水質が改善された一方で、ノリの栄養素となる窒素やリンなどの減少が色落ちの原因ではという声が漁業関係者などから出ている。
環境省は因果関係は不明としながらも、瀬戸内海で来年度から詳しい水質調査を行う方針を明らかにした。具体的には、窒素やリンなどの濃度調査を行う地点を大幅に増やす他、魚介類の生息に欠かせない干潟などについても調査を行うことにしている。