不時着の自衛隊ヘリ引き揚げ 白浜沖
和歌山県の白浜沖に自衛隊のヘリコプターが不時着した事故で、21日、ヘリコプターが引き揚げられた。
引き上げ作業は21日午前7時から、白浜沖の約100メートルの海上で、民間のサルベージ船を使って行われた。この事故は今月17日、中部方面航空隊の八尾駐屯地に所属する陸上自衛隊のヘリコプター「OH-1」が海上に不時着したもの。自衛隊によると、事故当時は2基あるエンジンのうち1基だけで着陸を行う緊急操作訓練を実施中だった。その際、メインローターの回転数が低下したため、不時着したという。
機体の引き上げは1時間で完了し、22日夜には八尾駐屯地に輸送され、なぜローターの回転数が落ちたのかなど詳しい事故原因を調べる予定。