俳優ら2割超が“セクハラ被害”訴え「必要以上に体を触れられた」 政府「過労死白書」を閣議決定
政府は、2023年版の過労死白書を閣議決定しました。体を触られるなどセクハラを受けた経験があると答えた俳優や声優が20%以上にのぼっています。
芸術・芸能業界で働く人へのアンケートによりますと、「必要以上に体を触れられた」「恥ずかしいと感じるほどの体の露出をさせられた」など、「セクハラ」経験があると答えた人は、声優・アナウンサーで25.7%、俳優・スタントマンで20.4%にのぼりました。
セクハラのうち、「性的関係を迫られた」経験があるとしたのは声優・アナウンサーでは14.3%、俳優・スタントマンで11.1%でした。
また、「仕事の関係者から殴られた、怒鳴られた」という人も声優・アナウンサー、俳優・スタントマン、いずれも20%をこえました。
文化庁は、適切な契約関係になるよう契約書のひな型を含むガイドラインを去年公表し、相談窓口も設けています。