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オホーツクの海氷面積 統計開始以降で最小

2015年3月26日 1:04

 この冬、オホーツク海に広がる海氷の面積が、統計を取り始めてから最も小さかったことが気象庁の調べで分かった。気象庁は、地球温暖化の影響で減少傾向にあると分析している。

 気象庁は1970年末から、気象衛星などを使ってオホーツク海の海氷面積の調査を行っているが、この冬の海氷面積は67万4800平方キロメートルと、統計を始めてから最も小さくなった。これは、1977年から1978年にかけて記録した152万2500平方キロメートルに比べると、半分以下の面積。

 気象庁は、この冬、北海道付近で低気圧が相次いで発達したことで、オホーツク海北部で作られる海氷が南下しにくかったことが原因とみているが、長期的には地球温暖化の影響があるとみていて、今後も減少する傾向にあるとしている。