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台風6号 今後の雨と風のピークは?

2015年5月12日 17:38
台風6号 今後の雨と風のピークは?

 12日、台風6号が速度を上げながら四国の南の海上を通過中。今後の進路を木原実気象予報士が解説する。

 台風6号は速度を上げ東日本に近づき、12日夜には温帯低気圧に変わる見込みだが、引き続き大雨や暴風に警戒が必要。午後5時現在、時速75キロで北東方向へ進んでいる台風6号だが、予報円の真ん中を進むと真夜中には東日本へ最も接近するとみられる。たとえ温帯低気圧に変わったとしても動きが速いので、周辺では非常に強い風が吹く恐れがある。

 午後5時現在の雨雲の様子を見ると、台風と前線による雨雲で西日本から東日本の広い範囲で雨が降っている。今後も湿った空気の吹き付ける太平洋側では、強い雨の降るところが予想されている。

 各地の雨と風のピークは四国では12日午後9時くらいまで。近畿は夜遅くにかけて。関東甲信や東海では13日の未明から明け方にかけてとみている。

 台風6号はコンパクトな構造をしているが動きがとても速く、接近すると急速に雨、風が強まる恐れがある。台風が通り過ぎて安全が確認できるまでは不要な外出は控えた方がいい。