“ブラック企業”対策強化 企業名公表へ
厚生労働省は、違法な長時間労働を繰り返す「ブラック企業」について、企業名を公表する方針を決めた。
塩崎厚生労働相「名前を公表されるということを考える企業の行動は今までと違ってくるだろうと思うので、それが働く人たちのためにプラスになるように我々としてはしっかりと指導していきたい」
公表の対象となるのは、労働基準法違反があった上で、月の残業時間が100時間を超えたことで1年以内に3回、是正勧告を受けた大企業。
厚労省はこれまで、刑事事件として書類送検された場合だけ企業名を公表してきたが、違法な長時間労働を食い止めるために、今回、企業名の公表を早めることにしたもの。
厚労省は今月18日に全国の労働局に通達し、実施を始めることにしている。