“多賀町にクマ放す”三重県が滋賀県に謝罪
三重県が捕獲したクマを連絡することなく滋賀県内に放していた問題で、28日午後、三重県の担当者が滋賀県に謝罪した。
28日午後2時過ぎ、三重県の担当者らが滋賀県庁を訪れて謝罪し、クマを放した経緯などを説明した。滋賀県では27日、多賀町で女性がクマに襲われて重傷を負い、三重県がこのクマについて、「今月17日に多賀町で放したツキノワグマかもしれない」と発表していた。
三重県によると、県内で捕獲されたクマをマニュアルに従って三重県内の県境に放すはずが、県境を越えて滋賀県の多賀町に放していたという。三重県が放したクマが女性を襲ったかどうかはわかっていないが、多賀町ではクマの目撃情報がこれまでほとんどなかったという。三重県は職員を多賀町に派遣しクマの捜索を行うとともに、マニュアルを見直すとしている。