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口永良部島で停電続く 観測に影響

2015年6月3日 1:40
口永良部島で停電続く 観測に影響

 鹿児島地方気象台は2日、九州南部が梅雨入りしたとみられると発表した。先週、爆発的噴火のあった口永良部島では、落雷によるとみられる停電が起きていて、観測体制にも影響が出ている。

 先月29日に爆発的な噴火が起きた口永良部島は2日、厚い雲に覆われていた。屋久島町などによると、口永良部島では全島で午前8時半すぎから落雷が原因とみられる停電が続いている。

 気象台によると、この影響で、地震計や空振計など一部の観測機器のデータが送れなくなっているという。バッテリーで動いている機器もあるが、それでも最大1週間程度しか持たないという。

 口永良部島では、3日にかけて雷を伴った激しい雨が降る恐れがあり、降り積もった灰による土石流の発生も懸念される。