口永良部島 噴火からきょうで一週間
鹿児島・口永良部島の新岳の噴火から5日で一週間。大きな噴火が起きる恐れがある中、避難生活の長期化は避けられず、住民たちは不安な日々を過ごしている。
先月29日に爆発した口永良部島の新岳。噴火警戒レベルは最も高い5に引き上げられ、島の全ての住民が12キロ離れた屋久島に避難した。今後も大きな噴火の恐れがあり、避難生活の長期化は避けられない見通しで、住民たちは先の見えない不安な日々を送っている。
避難住民「それぞれ心の中で葛藤があったり不安があったりするが、一歩ずつ前に進まないといけない」「今までいつも(島の人たちは)みんなで支えあってきたので、こういうところでも今までの家族のように支え合う態勢が生きているなと思って、励ましあっている感じです」
一方、噴火後、まとまった雨が降ったことから、4日、土砂災害の専門家が島を上空から調査した結果、集落近くの海岸などで土石流の跡が見つかったという。専門家は再び土石流が起きる可能性もあり、今後も注意していく必要があるとしている。