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噴火から一週間…口永良部島住民に疲れの色

2015年6月5日 17:47
噴火から一週間…口永良部島住民に疲れの色

 鹿児島・口永良部島の新岳の噴火から5日で1週間がたったが、依然、大きな噴火の恐れがあるとして、噴火警戒レベル5が継続している。住民たちの避難生活の長期化は避けられない状況で、これまでに体調を崩した4人の方が入院するなど、住民たちも疲れを見せ始めている。

 先月29日に爆発した口永良部島の新岳。噴火警戒レベルは最高の5に引き上げられ、島の全ての住民がここ屋久島に避難してきている。今後も大きな噴火の恐れがあり、避難生活の長期化は避けられない見通し。

 避難住民「ますます帰りたくなるね。とにかくみんな帰りたいんだけれど…」「疲れているとしか言いようがないが、元気なふりをして頑張っています」

 4日現在、屋久島町内3か所の避難所で47世帯73人が避難生活を続けている。

 避難住民「それぞれ心の中で葛藤があったり不安があったりするが、一歩ずつ前に進まないといけない」

 住民たちは準備が整い次第、公営住宅に入居し、足りない分は仮設住宅の建設が決まっている。「全員が家族のような島」住民たちはそう言う。こうしたコミュニティを壊すことがないよう、町でも仮設住宅を公営住宅に近い場所に建設するよう検討するなど、住民たちの生活基盤を安定させることに力を入れている。