来月3日から「かながわ旅行券」販売へ
地元に訪れる観光客を増やそうと神奈川県は、1枚5000円の販売価格で1万円分使える「かながわ旅行券」を来月から販売すると発表した。噴火警戒レベルの引き上げに伴い、観光産業の影響が懸念されている箱根への観光客増加も期待される。
「かながわ旅行券」は1枚5000円の販売価格で、取り扱う県内の宿泊施設であれば、1万円分の旅行券として使用できる国の交付金を活用したサービスで、来月3日から全国のコンビニなどで随時販売され、計15万枚の販売を予定している。
神奈川県の箱根山では、先月、噴火警戒レベルが「2」に引き上げられ、観光名所・箱根は観光客の減少が懸念されているが、県は「旅行券を起爆剤として、多くの人に箱根に訪れてもらいたい」としている。
一方で、こうした国の交付金が使われたサービス券は、ネットオークションなどでの転売の問題が指摘されているが、県は販売を小出しにするなどして悪用されないようにしたいとしている。