鹿児島県の奄美地方は、梅雨前線の影響で大気の状態が非常に不安定になっていて、沖永良部島の和泊町では、１時間に１０１．０ミリの観測史上最も多い雨が降った。

　奄美地方は梅雨前線の影響で、発達した雨雲が次々と流れ込んでいる。沖永良部島の和泊町では１９日午前８時１８分までの１時間に１０１．０ミリの猛烈な雨が、また１９日午前９時までの３時間に１７８．５ミリの雨が観測され、ともに観測史上最も多い雨量となった。また、この雨の影響で、和泊町では家屋２棟が床下浸水したが、現在は復旧しているという。

　奄美地方の南部では、１９日正午までの２４時間に１００ミリの雨が予想されており、気象台は土砂災害などへの注意を呼びかけている。