住宅街で「カモシカ」目撃相次ぐ 小学校の近くでも…市の職員などが見回り実施 静岡・浜松市
静岡・浜松市の住宅街でこの数日、カモシカの目撃情報が相次いでいます。19日は小学校の近くで目撃されたということで、市の職員と鳥獣の捕獲に詳しい専門家が周辺の見回りを実施しました。住民からは驚きの声が上がっています。
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静岡・浜松市東区の民家が多く立ち並ぶエリアでカモシカが撮影されました。体の高さ60センチほどの成獣のカモシカが街中に姿を見せたのです。目撃した人によると、川の方に向かってゆっくりと歩いて行ったということです。
近隣住民
「(近くに)山はないです。カモシカは初めて聞く」
「一度もないね、そんなこと。びっくりした」
カモシカの目撃情報は17日から相次いでいます。19日は小学校の近くで目撃されたということで、市の職員と鳥獣の捕獲に詳しい専門家が周辺の見回りを実施しました。
鳥獣の捕獲に詳しい岡本浩明氏
「この辺、広いというか、こういう(アスファルト)を歩かれちゃうと跡がつかない」
田んぼなどについた足跡を探しながら、住民に注意喚起をしました。
岡本浩明氏
「ちょっとしたところに潜んでいるかもしれない」
しかし、捜索開始から2時間以上たっても、その足取りは見えませんでした。付近の小学校では、教員が児童の下校を見守りました。
浜松市職員
「住民の安全のために足跡を追っている。身を隠しながら移動する野生動物なので」
カモシカは、まだ住宅街に潜んでいるのでしょうか。
岡本浩明氏
「今日は確実な痕跡は見いだせなかった」
――遭遇したらどうする
岡本浩明氏
「特に刺激しないことですかね。普段はおとなしくても、そうなる(刺激される)と向かってきますから」
浜松市はカモシカと遭遇しても近づかず、距離をとるよう呼びかけています。