14日、宮城県仙台市の小学校に、カモシカとみられる動物1頭が現れました。学校の先生がその様子を撮影していました。仙台駅から直線で4キロほどの地域では、目撃情報が相次いでいます。

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仙台市の中山小学校の敷地内に現れたのは、カモシカとみられる動物です。警戒するように周囲を見回しながら、校庭まで歩いていきました。

14日午前7時20分ごろ、学校の先生が動画を撮影しました。大きさは、1.5メートルほどとみられています。学校によると、子どもたちの登校に大きな影響はなかったということです。

一方、10日には小学校から100メートルほど離れた公園で、左の前脚をケガしたカモシカとみられる動物が目撃されました。そして、12日には500メートルほど離れた住宅地でも目撃されていました。

目撃情報が相次ぐのは仙台駅から直線で4キロほどの地域で、警察などによると、周辺ではこの他にも目撃情報があるということです。

ニホンカモシカは国の特別天然記念物で、仙台市によると「人に危害を加える動物ではない」ということですが、遭遇した場合には「近づかない」、「逃げ道をふさがない」、「驚かせない」など注意を呼びかけています。