国内唯一のトロリーバスが最終運行 立山黒部アルペンルート
立山黒部アルペンルートは30日、今シーズンの営業を終えました。ルートの一部で、国内唯一のトロリーバスは最後の運行となりました。
立山黒部アルペンルートの最高地点・標高2450メートルの室堂と、標高2316メートルの大観峰を結ぶ立山トンネルのトロリーバス。バスの屋根にあるポールで道路の上に張られた架線から電気を得てモーターで走ります。1996年に環境問題に対応するため導入され30年近く運行されてきました。
これまでおよそ2000万人が利用しましたが設備や車両の老朽化からことし限りで運行を取りやめ、来年からは電気バスが走ります。
30日午後、室堂駅で行われたラストランの出発式では関係者らが「ありがとう」「さようなら」と最終運行にメッセージを寄せました。
そして、午後3時に大観峰へ向け最終バスが出発し乗客は写真や動画を撮って名残を惜しみました。
最終更新日:2024年11月30日 17:22