「差し入れに少年ジャンプを」ガーシー容疑者“笑顔”で帰国
4日に逮捕された前参議院議員のガーシー容疑者。日本に到着し移送される際には笑みも見られました。警察による本格的な取り調べも始まるなか、接見に応じた弁護士には差し入れにマンガ雑誌をお願いしたということです。
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5日、ガーシー容疑者の身柄が置かれている東京湾岸警察署には報道陣が集まっていました。取材中には、「ガーシー!」と通りざまに名前を叫ぶ車や、様子を見に来たという人も見られました。
4日に電撃帰国し、成田空港に到着したところを逮捕されたガーシーこと東谷義和容疑者。
記者
「少し笑っているように見えます」
6万円を超える高級ブランド「バルマン」のTシャツを身にまとい、移送される間、何度も笑みを浮かべていました。
4日に1時間ほど接見したという弁護士によると…
ガーシー容疑者の弁護士
「『メディアすごいな』と、警察の方々も『すごいね』と。警察の方々と話をしている時に顔がほころんでしまったと」
帰国後の様子については…
ガーシー容疑者の弁護士
「正直いつも通りでした。メンタルとか心配な部分もあったんですけど。開口一番言っていたのは、差し入れができるんだったら『(週刊少年)ジャンプをお願いします』と言われました」
5日現在、本格的な取り調べが行われているとみられます。
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ガーシー容疑者は、去年、YouTubeに配信した動画で著名人ら3人を常習的に脅迫した疑いなどがもたれています。
ガーシー容疑者(今年3月)
「もうドバイにいるのが一番平和です。やるべきことはやるし、たたくべきものはたたくし」
これまで、長期滞在していたドバイから強気の発言を繰り返していましたが、今年3月から逮捕に向けた包囲網が加速。
ガーシー容疑者(今年3月)
「無理やり(国会議員)除名させた後にすぐ逮捕状ってさ、よっぽど嫌いなんやろうなと思うわ、俺のこと」
今年4月には、ICPO(=国際刑事警察機構)、通称・インターポールを通じ、国際手配までされることになりました。
ガーシー容疑者
「すごいなと思いますよ。ルパン三世でしか聞いたことないからね、インターポールなんて」
5月には、日本の警察当局が現地を訪問。ガーシー容疑者の速やかな移送などを現地当局に直談判したことが帰国の鍵になったとみられています。
同じ便に乗り合わせた人
「あ、え!?って。まさか今日だとは思わなかったです」
同じ便に乗り合わせた人
「すごく静かなものさみしい感じはしました」
機内では立花孝志氏とLINEでやり取りがあったといいます。
立花氏「絶対保釈される!」「保釈させる!」
ガーシー容疑者「そーなれば、ええんですが!!」
日本の警察当局も4日の朝に帰国を知ったという急転直下の逮捕劇。
今回、事件の被害者とされている3人のうち、1人はジュエリーデザイナーの男性です。男性の店は閉鎖にまで追い込まれていますが、捜査関係者によりますと、ガーシー容疑者は「ブランドやめるまでたたこうと思ってます。奥さんもよく知っています」。
家族や周りの人々にも危害を加えることを示唆し、常習的に脅迫していたとみられるガーシー容疑者。ただ、本人は実家が家宅捜索された際には、母を思い、涙を流していました。
ガーシー容疑者(今年3月)
「ほんまに俺のことはどんだけぼろかす言おうが、何しようがいいです。うちの母親だけはほんまにやめてください」
警視庁は今後、動画配信をガーシー容疑者に指示した人物がいたのかどうかなど、ガーシー容疑者の動画配信における役割を捜査する方針です。