“2回接種”5~11歳の子ども 3か月後も免疫高い状態
新型コロナウイルスのワクチンを2回接種した5歳から11歳の子どもでは、接種後3か月たってもウイルスに対する免疫が高い状態で保たれていることがわかりました。
これは、ワクチンの副反応などを調べる厚労省の部会で、公表されたものです。新型コロナワクチンを2回接種した5歳から11歳の子どもを調べたところ、新型コロナウイルスに対する抗体価の平均は、2回目接種の3か月後でも、接種1か月後の6割のレベルで保たれていたということです。
調査した、順天堂大学伊藤澄信特任教授は、「大人は接種後、抗体価が下がるが、子どもは日数がたってもあまり落ちていない」と分析しました。
その理由については、今回は調査対象が少ないため、もう少し対象数が集まってから詳細を検討したいと述べた上で、「子どもの間で新型コロナが流行しているので、常に(ウイルスに接し)免疫が刺激されているのではないか。子どもだからというより、周りの環境かもしれない」などと説明しました。