アストラゼネカの注射薬 国内製造販売の承認を了承
新型コロナウイルスに感染する前の発症予防と感染した後の治療、両方に使える、アストラゼネカの注射薬について、厚生労働省の専門部会は国内での製造販売の承認を了承しました。
イギリスの製薬大手、アストラゼネカが開発した新型コロナの注射薬「エバシェルド」について、厚労省の専門部会は29日、特例承認することを了承しました。
この薬は、新型コロナウイルスを抑える抗体のうち2つを混ぜて投与する注射薬で、感染後の重症化を防ぐほか、感染前に予防目的で投与し、発症を抑える効果もあるということです。
1回の注射で、少なくとも6か月間、効果が持続することが期待されるということで、緊急使用許可が出ているアメリカなどでは主に、ワクチン接種ができず免疫を得ることができない免疫不全の人などを対象に使用されています。